なぜ自分では歯ぎしりに気付かないのか?

実は歯ぎしりは健康な人でも行っているものとされています。健康な人でも8時間の睡眠中に15分ほどは歯ぎしりをしているそうで、健康に害のある歯ぎしりとなると平均で40分にわたって歯ぎしりをしているということです。

歯ぎしりの種類

一般的に歯ぎしりというと、歯をすり合わせることでギシギシと噛みしめるようなクレンチングというものが有名かと思います。このクレンチングは上下の歯を強くかみ合わせるので歯ぎしりと言っても音が出にくいのが特徴です。この場合明確に音が聞こえるわけではないので周りに気づかれない内に症状が進行してしまうことがあります。また、まれな歯ぎしりの種類ではタッピングというものもあり、これは歯をカチカチと触れ合わせて音がするのが特徴です。

 

なぜ気づかないのか

歯ぎしりは日中に噛みしめるよりももっと大きな力で歯に力を入れています。しかし、寝ている間はそうして力を入れていることに気づいて起きることはありません。起きているときはこうした刺激があった場合、ギリギリと骨から筋肉を通り脳に音が伝わります。しかし、寝ているときにはこの伝達経路が断ち切られており、この伝達回路が働かなくなるのです。そのため、周囲に指摘されない限り、自分が歯ぎしりをしているということに気づくことはほとんどありません。

 

睡眠時無呼吸症候群の危険性

睡眠時無呼吸症候群とは就寝時に10秒から90秒にわたって無意識の呼吸が止まり、窒息状態になる病気です。この睡眠時無呼吸症候群は上気道がふさがってしまったり、呼吸が弱くなるなどするのですが、これらから自覚症状のないまま突然死につながる危険もある危険な病気です。歯ぎしりと睡眠時無呼吸症候群の関係についてはっきりとしたことが分かっているわけではないのですが、歯ぎしりをした後すぐに睡眠時無呼吸症候群の症状が見られることが多くあります。

 

 

容易に気づけないというところに歯ぎしりの大きな怖さがあります。自分で気づけないのはもちろんのこと、周りの人からも気づきにくく、その上睡眠時無呼吸症候群の危険もありますので起きた後の口やあごの違和感などを見逃さないようにしましょう。

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